社会福祉法人守里会 新聞連載コラム

迫りくる秋を呼ぶ蝉の鳴き声
真夏の太陽に向けてひろがる向日葵
水しぶきと歓声に沸く保育所のプール

所庭には、たくさんの夏野菜
その茂みには、暑さに勝る虫たちの姿

来夏へ向けて蜜をほおばる
幼虫から成虫へと育ったカブトムシ

さてと

夏の暑さと話題にあふれる保育所
そんな保育所に今春から
未来の保育士を目指す学生さんが来ています。

昼間は、保育所にて、環境を整え、
保育士や子どもたちの補助をしてすごします。

はじめは、慣れない中、一日一日をすごすことに
随分と苦労したり、悩んだことでしょう。

時は経ち、夏を迎えるころには、
おにいちゃんせんせい、おねえちゃんせんせい
と親しまれるようになりました。

遠くから姿を見かけると、大きな声で名前を呼んでくれます。

ながいなあと思えた一日も、今では、
あっという間に夕方のお迎えの時刻となります。

日に焼けた彼ら学生の姿を見ると、
自分の将来を考えること、そこに向かって努力すること、
時には忍耐も生じること、

ただ、
そこには必ず保育士になりたいという目標や願いがあります。

そんな彼ら、夜に専門学校で保育を学んでいます。
昼間の就労から一転、学生としての学びへ。

見かける都度、
『ああ、今日は、楽しいことがあったか』『なにか、こまったことはないか』

日中の活動から根拠を得て、学びます。
疲れた様子をみせることもありますが、そこは、夢に向かって邁進します。

『夢』　かといって、眠っては、いけません・・・。


さあ、きょう　なにするん。