2017年12月08日
「笑ってはいけない」
「笑ってはいけない」
~心に積み重なる様々な出来事をこのコラムに寄せて~
毎朝、9時を過ぎると
玄関先に停まる数台の福祉車両。
その車たちからゾロゾロと
その日の利用者が降りて来られる。
その女性の必須アイテムは
シルバーカー。
ご自分の身体ほどもある
そのシルバーカーは
使ってんだか、使われてんだか
よく分からない。
今朝もゆっくりと
そのシルバーカーを押しながら
歩くのだが、
どうしても右へ右へと
それがちだ。
なので、私たちは
「左・左」と声を掛ける。
「そうね、そうね」とその女性、
苦笑いしながら修正するけれど、
今度は左に寄り過ぎて
透明な扉にぶつかり、
どうにも前に進めない。
そんなこんなで毎朝、
玄関は先を急ぐ利用者たちで大渋滞。
こうなってくると、
私たちも「お手伝いしてもいいですか」と
シルバーカーの向きを変え
渋滞を緩和させる。
面白いのがこの後だ。
その女性、後ろを振り返り
「みんな、遅いぞ。早くこい」と言いながら
大きく手招きする。
いやいや、姉さん!
渋滞の先頭はあんさんでっせ!と
言わんばかりのブーイング。
笑ってはいけないけれど、
何だかかわいらしくて、
ついつい笑ってしまう。
何だか目に浮かぶようでしょ?
~心に積み重なる様々な出来事をこのコラムに寄せて~
毎朝、9時を過ぎると
玄関先に停まる数台の福祉車両。
その車たちからゾロゾロと
その日の利用者が降りて来られる。
その女性の必須アイテムは
シルバーカー。
ご自分の身体ほどもある
そのシルバーカーは
使ってんだか、使われてんだか
よく分からない。
今朝もゆっくりと
そのシルバーカーを押しながら
歩くのだが、
どうしても右へ右へと
それがちだ。
なので、私たちは
「左・左」と声を掛ける。
「そうね、そうね」とその女性、
苦笑いしながら修正するけれど、
今度は左に寄り過ぎて
透明な扉にぶつかり、
どうにも前に進めない。
そんなこんなで毎朝、
玄関は先を急ぐ利用者たちで大渋滞。
こうなってくると、
私たちも「お手伝いしてもいいですか」と
シルバーカーの向きを変え
渋滞を緩和させる。
面白いのがこの後だ。
その女性、後ろを振り返り
「みんな、遅いぞ。早くこい」と言いながら
大きく手招きする。
いやいや、姉さん!
渋滞の先頭はあんさんでっせ!と
言わんばかりのブーイング。
笑ってはいけないけれど、
何だかかわいらしくて、
ついつい笑ってしまう。
何だか目に浮かぶようでしょ?
Posted by syuri at 07:00│Comments(0)
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