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Posted by あしたさぬき.JP at

2016年05月27日

「守里苑PODカレッジ一周念記念祭」

「守里苑PODカレッジ一周念記念祭」

~心に積み重なる様々な出来事をこのコラムに寄せて~

『私達、守里苑でお世話になっております。

私達は、小学校より高校卒業後も
本当に楽しいはずの青春時代を
暗く悲しい戦争の中で
過ごしてまいりました。

戦後の衣食住の不便をしのぎつつ
次第に楽しい家庭をもち
子どもや孫の成長を
楽しみ 苦しみ

いつのまにか
御高齢と呼んでいただける年齢になり
今 こうして守里苑の皆々様 
数えきれない程の御勉強の先生に
毎日ほんとうに
お世話になっております。

いつのまにか
子供の頃に また青春時代に
一時かえった様な自分に
おどろいております。

皆様の笑顔 笑い声
こんなにうれしいことはありません。

今後共に
どうぞよろしくお願い申し上げます。
本日は有り難うございました。』

PODカレッジ一周年に向けて


在校生よりいただいた、ご挨拶文。

失われた過去を悔むのではなく
今を大切にし
未来の可能性を探る。

そのための
「PODカレッジ -Possibility Of Doing- 」である!

  

Posted by syuri at 07:00Comments(0)介護編

2016年05月20日

「誰かの一部」

「誰かの一部」

~心に積み重なる様々な出来ごとをこのコラムに寄せて~

「もっと仕事しんしゃい」
自分の手のひらをっみると
必ず思い出す言葉。

その女性は私の手のひらを見ると
必ずこう言っておられた。

その女性は長い間農業を営んでおられ
ごつごつとした節ばった大きな手で
拍子を打ちながら歌を歌う
陽気な可愛らしいおばあちゃんだった。

その女性は
「ぷよぷよしとるの、仕事しんしゃい」
と私の手のひらをよくつついてきた。

その度に恐縮していた私を
「介護のお仕事をなさる人は
ぷよぷよの方がいいのよ。
農家のごつごつした手で介護されると
おばあちゃん痛いわよ。」
と、その娘さんがいつも
かばって下さっていたのも覚えている。

私は手のひらを見ると
その女性のことを思い出す。

九州弁で陽気に歌って踊っておられた姿。
ピンクのほっぺが可愛らしくて
怒られても、ちっとも怖くなかったこと。
最期まで私たちに優しかったこと。

自分の、利用者の、娘の手のひらを見ても
その女性を思い出す。

そんな誰かの心にずっと住み続けられる
私になりたい。

「誰かの一部」
  

Posted by syuri at 07:00Comments(0)介護編

2016年05月13日

「かわいい悪魔」

「かわいい悪魔」
~心に積み重なる様々な出来事をこのコラムに寄せて~

温かくなり
窓を開け過ごす時間が増えてきた。

窓を開けると何だかふわっと心が軽くなる。

隣接する保育所から聞こえる
にぎやかな笑い声。
練習するハーモニカの音。
お昼時の美味しそうな給食の匂い。
音や匂いが私の心を軽くし
弾ませてくれる。

子どもには子どもなりの社会が存在し
もちろん悩みもある。

ある日一人の女の子が
そおっと私に教えてくれた。

「今日は私がエルサなの
(えっと、それは「アナと雪の女王」のお話?)。
えみちゃん(仮名)がお休みだから(えみちゃんて誰?)。
えみちゃんが来ると
えみちゃんがエルサ役、とっちゃうの(あらま)。
だからえみちゃんが休みの日しか
私はエルサになれないの。」

・・・そうか、そうか大変だ。

この小さな心で
ちゃあんと考えてるんだよね。

この大きなお遊戯室でも
いろんなドラマがあるんだよね。

子どもは大人の想像をはるかに超え
成長している。

それはほとんどが
子ども同士の付き合いの中で
なのかもしれない。

そう考えると
ケンカして泣いたり
すねたり
怒ったりするのも
悪くない。

どんどんケンカして
泣いてすねて怒っていいよ。

そして
いろんなことを
感じてね。

「かわいい悪魔」

  

Posted by syuri at 07:00Comments(0)介護編

2016年05月01日

「襷」

「襷」
~心に積み重なる様々な出来事をこのコラムに寄せて~

なにやら周囲で
襷(たすき)が話題になってきた。

襷といえば、正月の風物詩
箱根駅伝

出場前から
選手のコンディション
各校の練習など
本番前から気持ちが高まる。

もちろん二日間
テレビの前から離れられなくなる。
それぞれの襷の想いを知るほどに。

五月末
全国をつないできた襷が
高松を駆けるらしい。

『できないこと』ではなく
『できること』『やりたいこと』を応援する。
RUN伴プラス

認知症の人
家族
支援者
地域の人
走るの
歩くの
好きな人
車椅子から
近くから手渡してみよう



認知症フレンドシップクラブの使命は
認知症の方が、安心して暮らしていける街づくりをすすめ
そして
同じ地域にクラス認知症の人もそうでない人も
みんなが同じビジョンを描きながら
繋がりあうことだという。

そのためにも
私たちが暮らす地域の中には
支えを必要としている認知症の人
その家族がたくさんいるということを
同じ地域に暮らす人たちに知ってもらうこと

地域に暮らしている認知症の人やご家族に
暮らしている地域の中には
たくさんの仲間がいて
力を貸してくれるということを
知ってもらうこと

認知症になっても安心して暮らしていける町とは
いったいどんな町なのかを
すこしでも多くの人たちに
考えてもらうこと

さあ
しだいに夏めいてくる青空
新緑
さわやかな風のもと
走りだそう。

「襷」


  

Posted by syuri at 07:00Comments(0)健康新聞