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Posted by あしたさぬき.JP at

2018年12月02日

「花さき山」

「花さき山」
~心に積み重なる様々な出来事をこのコラムに寄せて~


保育所から、
生活発表会へ向けて声が届く。

この頃になると想いかえされる。

『この 花さき山 いちめんの 花は~』
ではじまる

『花さき山』斎藤隆介氏による作、
滝平二郎氏の美しい絵により
親しまれた方も多いことだろう。

ふもとの村の人間が
やさしいことをひとつすると、
ひとつ咲く。

主人公あやの足もとに咲いている赤い花は、
昨日、あやが、咲かせた花。

妹のそよが、祭りの赤い服をほしがり、
駄々をこねて、母親を困らせた。

あやは、自分はいらないから
妹に買ってあげてと言う。

困っていた母親を助けることにより、
自分は、辛抱したから咲いた花。

自分はいいからと
誰かのための思いやりの気持ちを持つと
花が咲く。

たくさんのいろいろな花があるということは
その数だけ、人のために
やさしい行いを行った証なのだと
山姥はいう。

斎藤氏によると
「われわれはひとりではなくて
みんなの中の一人だ、
という自覚を持ったこと。
みんなの中でこそ、
みんなとのつながりを考えてこそ、
自分が自分だと知ったこと。」
とある。

個々の生活が優先され、
周囲との関係が希薄になるなか。
自ら動いてみよう。

だれしもが持っている
心の花の芽を、
山を生み出すまでの力に
盛り上げられるように。







  

Posted by syuri at 07:00Comments(0)健康新聞