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Posted by あしたさぬき.JP at

2020年10月04日

「鉦」

「鉦」
~心に積み重なる様々な出来事をこのコラムに寄せて~

神無月と言われるように
10月は、地方から出雲大社へと神様が集まり、
地方から神様がいなくなるそうな。

秋祭りの用意が盛んなこの季節、
太鼓、鉦といった音色が響く、
大きな目の獅子頭を抱えた若衆、
豊作を祝い皆の顔がほころぶ。

いや待てよ、なにやら静かな9月がすぎ、10月へ。

そう、鉦の音が聞こえてこないのである。
春先からつづく、自粛、夏祭りにつづき、秋祭りへ。

密を避けること、これまた已む無し。

そして運動会、スポーツの秋といわれて久しく、
かつては、10月10日は体育の日、
そう1964年東京オリンピック開会式であった。

当方も「する」「しない」にはじまり、
「どうする?」と早朝から思案をしてきた。

結果は、「する」。

子どもたちの発表の機会、
保護者の参観の機会、
相互に叶えようとすると「どうする?」の連続であった。

閉ざさず、開きつつ予防する。
運動会を終えた子どもたちの一段と成長したした姿をみると
やってよかったなと思わされる。

手法は、様々であるが
今にあわせた方法を考えること、
これまた良し。

鉦の音の聞こえぬ秋ではあるが、
きっと皆の心に鳴るに違いない。




  

Posted by syuri at 07:00Comments(0)健康新聞

2020年09月06日

「おおきな おおきな かぼちゃ」

「おおきな おおきな かぼちゃ」
~心に積み重なる様々な出来事をこのコラムに寄せて~


春先から、撒いた種子

そして発芽した芽

ぐんぐん、伸びる伸びる

伸びたと思えば

ふわふわ広がる広がる葉

新型肺炎による自粛に次ぐ、自粛

感染警戒

なにか、楽しいことはないか

これで気持ちを晴らそうか

そんな想いからはじまった

取り寄せた種子は大きく

『やっぱり違うなあ、大きいなあ』

これはきっと大きく実るだろう

なにか窮屈に感じていた生活の中

すくすくと地を巡る茎を眺めていると

しばし、この縮こまっていた気持ち、からだから

解き放たれる

日増しに伸びる茎、大きくなる葉

なにやらこちらの意を汲んだはのように

成長を続ける

時に黄色い花を咲かせ

緑の実を実らせた

さあこれからだ

どこまで、大きくなるのか

次第に、黄色味を帯びたその塊は

世の圧縮された感とは裏腹に

ふっくら、どっしりと

もしやこの密な感じを吸い込んでいるのではないかと

思わんばかりの育ち

春から夏にかけて、さまざまな事柄が想起される

大人が両手で一抱えほどに実った

おおきな おおきな かぼちゃ

憂い多き暦の一服の糧となった




  

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2020年07月05日

「どじょうがでてきて」

「どじょうがでてきて」
~心に積み重なる様々な出来事をこのコラムに寄せて~


青い大きな空をめざすかのように、
水田にいきいきとした稲が、
すくっとたっている。

この頃になると、
水の流れをよくするよう
水路の清掃をおこなっている。

高松市南部の街中にある
当事業所周辺にて、
地域の方々とおこなった。

といっても、不慣れな私たち、
恐る恐る水辺に近づき、
落ちやしまいかと、
脚を伸ばせるだけ、
ぴんと水辺まで伸ばし、川底へ到着、
すでに、身体に緊張感がはしる。

長靴をとおして、
つたわる水の流れが心地よく、
先ほどまでの、ドキドキ感をやわらかく流してくれる。

たまった泥をすくい、路上へと掻き揚げてみる。
と、思いきや、
すくった泥が、水に流され
上手く持ち上げられないのである。

ここは、ひとつ、
下流の方におまかせしようか。

そんな思いが、暑さの中、脳裏をよぎるころには、
しだいに、こつをつかんできた。

すくっては揚げ、すくっては揚げ
中には、土を動かす小さな生き物の姿もみられる。
このようなところに、生き物が、
と思ったのも束の間、
跳ねているではないか!

まさに、どじょうがでてきて、こんにちは。
髭をたくわえた顔に愛嬌があり、
しっぽをふりふり応えてくれる。

とはいえ、あちらからすると、
逃れたい一心の形相であったかもしれない。

そこからの、清掃は、
当初の水路の泥をすくい上げるから、
どじょうを探すへと趣を変え、
俄然、意欲が高まった。
そうなると、手際よくなるもので、
なんと、土中のどじょうの姿も見えるではないか。

本日の戦果?釣果は、11匹、
喜ぶ園児とともに、
しばらくいっしょにあそんだが、
やっぱり、おさとへかえろうか。




  

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2020年06月07日

「助け合うということが大きな道徳 司馬遼太郎」

「助け合うということが大きな道徳 司馬遼太郎」
~心に積み重なる様々な出来事をこのコラムに寄せて~


家庭で過ごす時間が増し、

各々の過ごし方がみえてきました。

パソコンに向き合い在宅ワークと思いきや

ネットサーフィン、

ポチッと買い物、

ゲーム、

身体を動かそうとするも、

そもそも普段から動いていない。

ここは、これまでの積読を開いてみましょうか。

振り返れば、

幼いころから、本に接してすごしてきました。

ひとつのきっかけは、

祖父宅へと訪問すると、

必ず本が用意され

持ち帰り読んでいました。

その時々の

私の発達に合わせたもの、

時にはちょっと背伸びしたものなど。

童話、生き物、自然、化学、歴史など、

ジャンルは様々でありました。

当時、

書店の紙袋の封を開け、

その中を初見するのは、

とても楽しい出来事でした。

そして、その書物を

1枚、1枚と

ページをめくること、

わくわく、どきどきは、

まるで、

知らない未開の地を探索するようでした。

きっと

用意する祖父は、

そうした私の様子を予見しながら

楽しんでいたことでしょう。


ここで、

新型肺炎コロナウイルスの感染予防に努め、

これから歩まねばならぬ

未開の新たな生活に向けて、

小学校の教科書にも採用され、

多くの人たちに親しまれた、

司馬遼太郎著

『二十一世紀に生きる君たちへ』、

同書において司馬氏は、

以下のように述べています。


人間は、社会をつくって生きている。

社会とは、支え合う仕組みということである。

《中略》

このため、

助け合う、ということが、

人間にとって、

大きな道徳になっている。

助け合うという気持ちや行動のもとは、

いたわりという感情である。

他人の痛みを

感じることと言ってもいい。

やさしさと言いかえてもいい。






  

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2020年05月03日

「うわぁ!おったぁ!」

「うわぁ!おったぁ!」
~心に積み重なる様々な出来事をこのコラムに寄せて~


登園自粛により、

さみしくなった園庭に

小さな赤い点

よおく目を凝らしてみると、

ちょこちょこと動く

触れようとすると

飛んでいく

そう、

春の草花にくっついている

テントウムシ

子どもたちに大人気のこの虫

見つけるや、

すっと小さな手が伸びる

捕まってはならぬものかと、

新緑を駆け回る

まばゆい緑の葉に

隠れてみる

「えっどこいったん」

しばらくすると、

虫かごいっぱいの赤い点

新型肺炎感染予防により、

なにかと自粛

必要なことなんだけど、

気持ちが重くなる最中

テントウムシと

子どもたちとのやりとりに

ひと時のおだやかさが、

とどけられる

このテントウムシ、

和名の由来は

まばゆいばかりに飛ぶ姿から

「お天道様に飛んで行った」からとか

太陽神の天道から

天道虫ともよばれるそうな

春のあたたかさとは裏腹に

健康、社会不安を

感じさせられる時節でもあるが

ここは、テントウムシにあやかって

春をむかえていこう

そうそう幸せ、

恋愛と縁起の良い迷信も



  

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2020年04月05日

「平穏」


「平穏」
~心に積み重なる様々な出来事をこのコラムに寄せて~


暖かな春の訪れとともに、

盛夏のオリンピック開催へと

期待が高まるものと信じていた2020年のはじまり。

新型肺炎による感染拡大をうけての延期。

そして、各種行事の自粛、一斉休校。

見えないウイルスとの戦いの中で、

個々にできることは何か。

終わりの見えない対策を続けるうち、

緩んではいないのか。

いったい何を恐れているのか。

感染拡大の最中、

世間での風評、差別、偏見。

今、戦うべくは新型肺炎、

付随して誰かを攻撃してはいないのかと省みる。

かつてこれほど、健康に向き合うことがあっただろうか。

自らの力では、

なす統べなく感じる徒労感。

いやこうしている間も広がる恐れがあるわけだから、

あきらめてはいけない。

一人ひとり世代を地域を越えて

今できることに取り組んでまいりたい。

気持ちは近く、

物理的な距離は適度なソーシャルディスタンス。

再び平穏な生活と躍動する社会があらわれると信じて。




  

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2020年03月01日

「桃太郎」

「桃太郎」
~心に積み重なる様々な出来事をこのコラムに寄せて~


怖い怖い鬼に「豆ぽいっ!」と、

豆を投げての鬼退治

そんな二月の節分も、

鬼の逃げ足とどちらが早いか

あっという間に、時は三月

保育園内を見回すと、

たくさん飾られた鬼の形相、鬼のお面も

いまや微笑ましい雛人形へと姿を変え

暖かい春の陽光とともに、

園内をつつんでいる

桃の節句とよばれるも、

なぜ桃?

桃は木へんに「兆」と書き、

生命の兆しを意味するという

邪気を祓う神聖なものとされてきた

そのため生命を宿す女性を意味するようになった

邪気を祓う力のある桃には

鬼を退治する力もそなわると考えられるように

そんな桃から生まれた「桃太郎」

鬼退治も生前からの宿命か

桃は、不老長寿を与える植物ともされ

桃歳(ももとせ)を上回る長寿を願う




  

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2020年02月02日

「新」


「新」
~心に積み重なる様々な出来事をこのコラムに寄せて~


「キレ」といえば、「淡麗」「辛口」…

「スルーティー」といえば、「メロン」「リンゴ」

「パイナップル」「ぶどう」「白桃」…

「香味」といえば、「燻」「熟」「爽」「醇」…

言葉で表し、想像してみる。

寒さ厳しきこのころ。

春への節目をむかえつつも、

ひんやりとした空気を肌で感じたり

白い吐息を吐いたり

身体と心いっぱいで

季節を感じながらすごす。

楽しいことはないかと

夢を膨らませる。

そこには凜としたたたずまいのなか、

冒頭の言葉で形容される姿が見られる。

ふと手に取ってみるも、

さて連れて帰ってみようか、

まてまて、

ここはそっと眺めるだけにしておこうか。

いや、やはり中身が気になるではないか。

この時間が、とても楽しい。

春から秋への訪れへと、

八十八の手間をかけ、豊かな実りをなす。

この実りに磨きをかけ、豊かさを増す。

そう店頭の『新酒』を眺めながら、

これまでの経過に想いをはせるのである。

こうなると器も気になり、

徳利、お猪口、片口…

ふさわしい飲み方は、なんだろう。

月の夜、雪の朝、花のもと…

無論、ひと口、味わいとともに

口内にひろがる香りに酔う訳である。

『百楽の長とはいえど、万の病は酒よりこそ起れ。

憂忘るといへど、酔ひたる人ぞ、

過ぎにし憂さをも思ひ出でて泣くめる』
(徒然草 第175段)

楽しみ多き時節、節度ある振る舞いを。





  

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2020年01月12日

「いざ、はじまり」


「いざ、はじまり」
~心に積み重なる様々な出来事をこのコラムに寄せて~



2020年 オリンピックイヤー

気運は、高まるばかり

年初、大きなスポーツ大会が続き

年末の慌ただしさ、寂しさから

これから始まる新年への期待が増す

ましてや、オリンピックイヤーとなると

一層高まるばかりか

昨年、ワールドカップラグビー会場にて

熱戦とともに喉を潤した珠玉のビールも

良き思いでとなり染み渡った

きっと、オリンピックとなれば

もっと旨いに違いない

スポーツを楽しむ方法も様々

選手に自らを投影させ

かつて輝いていた自分

辛い練習、挫折

人生の節目、節目に思い出せることもあろう

メダル獲得に期待も高まるが

そこに、たどり着けなかった者

出場かなわなかった者

全ての選手たちにエールを送りたい

そんな願いを込め、気分を高め

箱根駅伝を観戦しながら

ランニングマシーンにて駆けてみる

憧れの舞台に立った者

それを支える人たち

そこに触れようと感情移入する者

さあ、オリンピックイヤー

腹筋割りたいなあ

2020年 健康であられますように




  

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2019年12月01日

「やはり介護っておもしろい」


「やはり介護っておもしろい」
~心に積み重なる様々な出来事をこのコラムに寄せて~



『老眼のため』

『自らの老後のため』

『ライフワークとして』

『就職を考えて』

只今、開催中の『介護に関する入門的研修』が盛況である。

受講される方々は、年齢も幅広く、

男性、女性、それぞれに目的をもって学び

習得しようとする姿勢に共感し、刺激を受ける。

介護にまつわる話題を集めようとすると、

なにやら、暗く、厳しい様子が語られがちである。

介護離職、虐待、賃金、人材不足、

利用していると費用が分かりづらく心配…

自らの備えをふまえ、知ること、体験することにより、

少し気持ちが軽くなった、頼れる人がいる、

制度がある、技術を得た。

社会、介護を取り巻く環境のなかで、

実践者の豊富な体験談もあった。

なにやら困ったときも微笑ましく映る。

皆に親しまれている『サザエさん』が

放送50周年というではないか。

20年後、予測される日本の平均年齢54歳とも。

そうあの「ばっかも~ん!」と

カツオくんを叱っていた波平さんと同い年。

さあ、まもなく訪れる波平さん社会、

いかに楽しもうか。



  

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