2014年08月22日

赤と緑そして

「赤と緑そして」

そこにある無数の赤と緑。
ときに淡く、薄く。
散りばめられた黒い粒。
夏になると気になる。
小さいころから手塩にかけ、朝夕と顔を見に行く。

色白で、小柄なころから、誰かにとられやしないかと心配し。
大きくなるのを心待ちにする。
丸く大きくなった姿をみると
なんだか、微笑ましくもある。

ずっしりと重くなった体躯を両手で持ち上げてみる。
そっと撫でてみたり。
ぽんぽんとたたいてみることも。

きっと詰まっているに違いない。
はたから見えぬ中を想像していみる。
甘いんだろうな。

さまざまな思いが交錯する。
学校長と話しているといつも飛び出す作物の話。
そこは、医療福祉の話もね。

生き物を大切にする姿勢は、人であれ、作物であれ伝わるもの。
周囲には、話しが訊きたくて、多くの人が寄ってくる。

一人ひとりを丁寧に育てる。
そこには、いい色と味がうまれる。

教員も学生も、真夏の日差しを浴びながら、
その先にあるものを探し磨きゆく。

この夏の出会いを大切に、春に望む。

ただいま、専門学校開放中。
看護・介護・保育に触れるもよし。

そんなことより、学校長の農園で採れたすいかを早く食べようよ。

夏の忘れ物を取りに専門学校へ。
そのにはきっと、春の種がある。

 
 専門学校開放週間 ~8月18日から8月23日~

赤と緑そして





同じカテゴリー(教育編)の記事画像
「はためく旗のもとで」
「漕ぐ」
「まずは、地元から」
「歩」
「凛」
「しずかな夜」
同じカテゴリー(教育編)の記事
 「はためく旗のもとで」 (2014-10-03 07:00)
 「漕ぐ」 (2014-09-26 07:30)
 「まずは、地元から」 (2014-09-19 07:00)
 「歩」 (2014-09-12 09:40)
 「凛」 (2014-09-05 18:00)
 「しずかな夜」 (2014-08-29 08:40)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
赤と緑そして
    コメント(0)