2014年08月29日

「しずかな夜」

「しずかな夜」

ただ今、深夜零時保育所では、お泊まり保育中。
先ほどまでの喧騒をよそに、穏やかで静かな夜をすごしている。
日中、はしゃいでいた子どもたちも、今は、あどけない寝顔を見せる。
明日の朝は、どんな顔を見せるだろうか。
ここで、一日を振り返ってみる。
登所時より、気分は上昇、皆、何かを期待している。
家族との別れも、大人が想像するような泣き別れも見られず。
なんだか、たくましい。
むしろ、保護者のほうが、寂しげな様子。
お泊まりの荷物を手渡し、職場へと向かう姿が印象に残る。
お昼をすぎると、もはや気分は最大値。
たまねぎ、にんじん、とうもろこし、野菜をきざみテーブル拭き、食器の準備いつにも増して、手際よい。
「はよ、炭に火つけんの?」
あっそうだった。炭係だった。
赤々とゆれる炎を眺めながら子どもたちの顔を眺める。
「ええ、においしてきたで。」
「お肉、お願いします。」
なんて、声に押されて焼き焼き。
そして、待ちに待った
すいか割り。
一人ひとりの竿を振る姿を忘れません。
力いっぱい、振り下ろす。
なかなか、割れないんだな。
すいかって、強いな。
やがて暗くなるとゆらゆらと、キャンドルの灯りが灯る。
この日のために手作りしたね。
どこかから
「ハッピー バースデー」
そうだ、キャンドルといえば、皆そうなんだな。
輪の中の、ほっとした時間の流れ。
夜は、続く。
真っ暗な保育所で肝試し。
「なんちゃ、こわないけん。」
「あそこにおったで〜。」
最近の妖怪ブームで慣れてるのか。
来年こそは、きっと…
さあそろそろ、眠る時間。
絵本のなかに引き込まれるとき
そっとゆっくり
「おやすみ」

「しずかな夜」


同じカテゴリー(教育編)の記事画像
「はためく旗のもとで」
「漕ぐ」
「まずは、地元から」
「歩」
「凛」
赤と緑そして
同じカテゴリー(教育編)の記事
 「はためく旗のもとで」 (2014-10-03 07:00)
 「漕ぐ」 (2014-09-26 07:30)
 「まずは、地元から」 (2014-09-19 07:00)
 「歩」 (2014-09-12 09:40)
 「凛」 (2014-09-05 18:00)
 赤と緑そして (2014-08-22 14:46)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
「しずかな夜」
    コメント(0)